GSE(研究グループ交換)派遣団帰国報告

3310地区(64クラブ、シンガポール、マレーシア、ブルネイ)に、7月28日(水)〜8月25日(水)の4週間いって参りました。

GSE委員長兼 GSE派遣団団長 河田英一(深谷RC)

 7月28日(水)早朝、武田哲ロータリー財団部門委員長並びに令夫人のお見送りを頂き、深谷駅から成田空港に向かいました。空港で4名のGSE派遣団員、伏見 恒治教諭(越生毛呂RC推薦)、武谷容章教諭(川越RC推薦)、桜井  浩教諭(朝霞RC推薦)、黒瀬勝利教諭(狭山RC推薦)と落ち合い、3310地区(64クラブ、シンガポール、マレーシア、ブルネイ)に向けて日本を後に致しました。

 我々GSE派遣団の3310地区における滞在予定地・期間は、7月28日(水)〜8月2日(月)の6日間シンガポール滞在、8月3日(火)〜8月21(土)の19日間マレーシアに滞在し(8月3日(火)〜8月4日(水)クウアラルンプール、8月5日(木)〜8月8(日)マラッカ、8月9日(月)〜8月10日(火)ポンティアン、8月11(水)マースィング、8月12日(木)〜8月13日(金)ティアモンアイランド(Mid Term Break、2日間休日)、8月14日(土)〜8月16日(月)ジョホーバル、8月17日(火)〜8月21日(土)クチン)、8月22日(日)〜8月24日(火)の最後の3日間再びシンガポールに滞在し、翌8月25日(水)日本に帰国するといものでした。3310地区の広大さ、また諸事情により、今回は残念ですが、ブルネイへの訪問はありませんでした。

 シンガポール・チャンギ空港に着くと、3310地区GSE委員会顧問CPヘクター・チャールズ氏、3310地区GSE委員長PPラム氏、チャンギクラブ会長アルバート・クウァ氏、PPジェームス・トオウ氏、PPジョン・ング氏他たくさんの方々が出迎えて下さいました。その後すぐに空港からシンガポール市内のカールトン・ホテル(チャンギクラブ例会場)に案内され、3310地区ガバナーアイバー医師ご臨席のもと、我々の歓迎会を催していただきました。

 翌7月29日(木)より、いよいよ研究テーマ「3310地区における公用語としての英語の役割、特に、シンガポールにおけるその役割」にそっての研修が始まりました。
 我がGSE派遣団は、4週間の滞在中、22のロータリークラブに、例会訪問等何らかのかたちでお世話になり、22枚のロータリー・バナーを団員の各々が頂いて参りました(我々は、各々が5枚のバナーを推薦クラブさんよりお預かりいたしましたが、17枚の借りということになってしまいました)。
 学校・教育関係は、小・中・高・専門学校・大学・マレーシア文部省等16余りの機関を訪れ、英語教育について、現場での授業風景の観察、先生方との対談等々、また、マレーシア文部省では、英語教育についての国の取り組み方についてもお話を伺いました。

 またその他に、Newater Plant 見学(シンガポール、汚水から飲料水をつくり出す)、プトラジャヤァ市見学(マレーシア政府の多くの省庁が、クウアラルンプールより南に車で約40分のこの地に将来移転を予定しているそうです)、マレーシアで一番古い都市マラッカ市見学(聖フランシスコ・ザビエルの遺体が死後6〜8ヶ月まつられていたという教会跡にもお参りする)、マレーシアの蘭生産場見学(ポンティアン近郊のこの地で生産される多くの蘭がシンガポール産として日本に出荷されるそうです)、二つの透析・物理療法センター見学(ポンティアン RCと クーライRCにより設立)、日本領事館訪問(マレーシアのジョホーバルでは、児玉領事と昼食をご一緒させて頂き、在マレーシアの日本企業、日本人の最近の動向についてお話を伺いました。)、王立イスタナ博物館見学(ジョホーバル、多くの日本の骨董陶磁器、有田焼、薩摩焼等、刀剣、絵画、紙幣他展示)、孤児院訪問(ジョホーバル)、そして、新しく入国カードを提出しないと入れない東マレーシア・サラワク州のクチンでは、ワ二飼育場見学(クロコダイル)、バコー国立公園散策、サラワク文化村見学(サラワク州の異なった部族の住居・衣服等を実際に見ることができる)等々多くの場所に案内していただきました。

 帰国前日の8月24日(火)には、在シンガポール日本大使館の中村広報文化センター所長より昼食のご招待を頂き、ご臨席頂いたシンガポール日本人学校国際交流ディレクターの大瀧先生とともに我々の研究テーマである「英語教育」について歓談させて頂きました。また、その日の夜には、チャンギRC(深谷RCの姉妹クラブ)のタン・リョン・テック創立年度会長が我々GSE派遣団のために盛大な送別会を催して下さり、我々GSE団員はタン会長のご厚意に感謝するとともに、GSE研修が無事完遂されたことをお互いに祝いました。

 私は、今回のGSE派遣団の研修は成功裏の内に終了したと考えております。それは、団員の各々が自分自身の目的を持ちながらもティームワークを大切にしてくれたからです。私は素晴らしい仲間達に恵まれました。ティームリーダーとして私は彼等に、敬意と最大限の賛辞を贈らせて頂きます。
 そして、3310地区ガバナーアイバー医師、GSE委員会顧問CPヘクター・チャールズ氏、GSE委員長PPラム氏はじめ、滞在期間中おせわくださったロータリアンと、我々の研修をより実り多いものにして下さった関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
 来年の4月中旬には3310地区よりGSE派遣団を、やはり4週間2570地区にお迎えすることになっております。その際は、皆様のご協力の程宜しくお願い申し上げます。

 末筆ですが、今回の派遣に深いご理解とご支援をくださった橋田ガバナー、寺山パストガバナー、福島パストガバナー、荻野地区幹事、武田R財団部門委員長、森泉R財団担当地区副幹事、石川GSE地区委員、山田GSE地区委員、竹間GSE地区委員、岡本GSE地区委員、ガバナー事務所の柳田、峯岸両女史、そしてすべての関係各位に心より御礼申し上げます。