ロータリークラブについて

ロータリーとは?

「ロータリーとは人道的な奉仕を行い、あらゆる職業に於いて高度の道徳的基準を守ることを奨励し、かつ、世界に於ける親善と平和の確立に寄与することを目指した実業人及び専門職業人が世界的に結びあった団体である。」
この文言は1976~77年度国際ロータリー理事会で採択されたロータリーの定義である。
●会員組織を通じて奉仕する
ロータリーは奉仕に邁進します。ロータリー・クラブに所属することは、人々に、各自の地域社会に寄与するための組織的な奉仕の機会を提供します。

奉仕

 ロータリーは国際的奉仕団体です。会員は、各自の地域社会で、また世界の各地で、他の人たちを助けようと自発的に時間と援助資源を傾注して奉仕する事業と専門職務のリーダーです。
 ロータリー・クラブは、貧困、飢餓、識字不能、薬物濫用、汚染などの重要な問題と取り組む多様な奉仕プロジェクトを実施します。
 青少年への奉仕は主要な強調事項の一つです。明日のリーダーと一緒に、また彼らのために活動し、ロータリーは、若者や若い成人の奉仕クラブを提唱し、職業開発や指導プログラムを提供しています。

革新

 ニーズがあれば何処ででも、ロータリーはそれに応えて活動します。非政治的な民間の奉仕活動を基調とする自治組織であるロータリー・クラブは、地域社会のニーズに革新的な方法で応えます。
 ロータリーの会員は、子供たちへの定期的な予防接種、医療や歯科診療所、安全な上水・下水システムの建設を通じ、暮らしの質を向上しています。クラブはまた、暴力防止プロジェクトを実施し、平和な地域社会づくりに尽力しています。
 ロータリアンは初等教育、職業教育、成人教育を強化するプログラムを開発し、読み書き不能の問題と取り組んでいます。
 国際的保健キャンペーンの陣頭に立っても、大規模な識字率向上イニシアティブを開始しても、ロータリーは常に自分達の用具やノーハウを駆使して改革を成功へと導きます。

支援

 ロータリーの会員は、その時間、技能、専門知識、他の様々な資源を、人間の生活の質の向上にささげます。
 クラブ会員は、ロータリー財団のプログラムを通じて国際奉仕を支援しています。ロータリー財団は、1917年、世界で何か善いことをしようという目的で創設されたもので、会員の寄付により支えられています。少なくとも2つの国のロータリー・クラブが関与するロータリー財団の人道的補助金は、特に開発途上国で、医療や補給品、清浄な飲料水、食料、職業訓練、教育を提供するプロジェクトを支援しています。
 大規模な保健、飢餓追放、および人間性尊重(3-H) 補助金は、他の人たちの自主自助を助長する持続可能なプロジェクトを支援します。

交換

 ロータリーは、文化の理解を推進し、たとえ別な世界で暮らすようなときでも人々を一つに結び合わせます。ロータリーの交換プログラムは、国境を越えた、アイデアと自由な交流の機会を促すものです。
 ロータリーを通じ、青少年、奨学生、専門職業人は、異なった国の文化や人々に触れ、そして帰国後、その新しい知識を他の人々と分かち合います。
 ロータリーの短期あるいは長期青少年交換には、毎年、世界中で約7,000人の高校生が参加します。
 ロータリー財団の国際親善奨学金プログラムは、世界でも最大の私設国際奨学金プログラムです。

予防接種

 ポリオの撲滅は、全世界の5歳以下の幼児全員に予防接種を施すことを目指すロータリーの最優先的事項の一つです。
 ロータリーおよび全世界のパートナーの尽力の結果、1985年以来、122ヵ国20億人以上の子供たちへのポリオ予防接種を支援してきました。
 世界ポリオ撲滅推進計画(GPEI)では、ロータリー、ユニセフ、世界保健機構(WHO)、米国疾病対策センター、ゲイツ財団が中心となって、世界からのポリオ撲滅に取り組んでいます。

詳細は、国際ロータリーホームページをご覧ください。


ロータリーの誕生とその成長

 20世紀初頭のシカゴの街は、著しい社会経済の発展の陰で、商業道徳の欠如が目につくようになっていました。
 ちょうどそのころ、ここに事務所を構えていた青年弁護士ポール・ハリスはこの風潮に堪えかね、友人3人と語らって、お互いに信頼のできる公正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、という趣旨でロータリークラブという会合を考えました。ロータリーとは集会を各自の事務所持ち回りで順番に開くことから名付けられたものです。
 こうして1905年2月23日にシカゴロータリークラブが誕生しました。
 それからは志を同じくするクラブが、つぎつぎ各地に生まれ、国境を超えて、今では全世界クラブ数34,533、会員総数1,227,189人(2013-2014ロータリー手帳より)に達しています。
 そして、これら世界中のクラブの連合体を国際ロータリーと称します。
 このように、歴史的に見ても、ロータリーとは職業倫理を重んずる実業人、専門職業人の集まりなのです。その組織が地球の隅々にまで拡大するにつれて、ロータリーは世界に眼を開いて、幅広い奉仕活動を求められるようになり、現在は多方面にわたって多大の貢献をしています。

国際ロータリー公式地域雑誌「ロータリーの友」より

日本のロータリー

 わが国最初のロータリークラブは、1920(大正9)年10月20日に創立された東京ロータリークラブで、翌1921年4月1日に、世界で855番目のクラブとして、国際ロータリーに加盟が承認されました。
 日本でのロータリークラブ設立については、ポール・ハリスの片腕としてロータリーの組織をつくり、海外拡大に情熱的に取り組んだ初代事務総長チェスリー・ペリーと、創立の準備に奔走した米山梅吉、福島喜三次などの先達の功を忘れることができません。
 その後、日本のロータリーは、第2次世界大戦の波に洗われて、1940年に国際ロータリーから脱退します。戦後1949年3月になって、再び復帰加盟しますが、この時、復帰に尽力してくれたのが国際ロータリーの第3代事務総長ジョージ・ミーンズでした。
 その後の日本におけるロータリーの拡大発展は目覚ましいものがあります。ロータリー財団への貢献も抜群で、今や国際ロータリーにおける日本の地位は不動のものになりました。
 現在、日本全体でのクラブ数は2,257、会員数88,578人(2020年4月末現在)となっています。

国際ロータリー公式地域雑誌「ロータリーの友」より